こんにちは。
残念なことに、歴史の授業や勉強というのは、あまり面白くない事も、多いです。
ですが本来、日本史は・・いえ、世界史も含めて
毎回ワクワクして、次の授業が楽しみと言うくらい
誰もが好きになって、とうぜんな魅力を、秘めていると思います。
伝え方しだいで、歴史はゼッタイに面白い
なお僕は中学時代、日本史の先生に恵まれ、歴史全般が、大好きになりました。
その先生の授業は、まいかい・・
・ものがたりを聞かせるような、語り口調
・いま生きていたら、どんな政治家になったか等のたとえ
・先生が、史跡の土地を旅した思い出や、体験談も交える
といった感じでした。もちろん、こんなに脱線していると、覚えるべき用語や出来事が
いちども触れられないまま“中間/期末テスト”というケースも、多かったのですが
みんな“楽しいもの”という意識が先に有り、言われなくても勝手に覚えたので
その先生のクラスは、他より平均点が高かったという事実も、ありました。
用語や人物名の暗記ばかり
ただ一般的には、ひたすら用語や出来事や、人物名の暗記ばかりなのが、勉強。
たとえば
・荘園整理令は、三条天皇と醍醐天皇が出した。名前は同じだが違う
・歴代の執権北条の名前、みんな“時”ばっかりついて、覚えられない
・浄土宗は法然、浄土真宗は親鸞、時宗は一遍、臨済宗は・・
などなど。こうしたことを、ひたすらというのは、まあ楽しくはないです。
そうした、授業の内容じたい、僕がどうこう出来るわけでは、ありませんが・・
授業中に眠くなったり、勉強に飽きたときなど、日本史に楽しく触れられる
妄想として、ぜひ以下を、やってみてください。
妄想・大河ドラマを考えてみよう
いま、学習中の時代から、1人を選んで
あなたが、その人物で大河ドラマを作るとしたら、どんな内容にするか?
ぜひ妄想してみて下さい。
キャストは誰にしようかな?
オープニングの音楽や、映像はどんな風に?
どんなモノガタリにしようか・・
といった事を考え、可能なら、ノートに書いてみましょう。
もし授業がヒマであれば、何も頭に入らず、眠いより、ずっと良いです。
たとえば清少納言や紫式部が主役だったら、どの女優が、似合いそうでしょうか?
戦争がないので、展開的には、盛り上がりに欠けそうですが
和歌や文学の競い合いというのは、今までになく
そんなクライマックスがある作品というのも、斬新かも知れません。
女王ヒミコ〜永遠の邪馬台国〜
ちなみに以下、ぼくが考えてみた、妄想・大河ドラマを、書いてみたいと思います。
最近の大河ドラマは、オリンピックや、渋沢栄一など、近代の舞台も、多いですが、
逆に、超・古代の人物が主役になるというのも、面白いのでは、ないでしょうか?
日本史上、記録が残るギリギリラインの人物卑弥呼は、妄想でなくとも
いつか本当に、主役になってほしいです。
いまなおナゾに満ちた、日本の古代国家『ヤマタイ国』を治めた、女王。
よくあるイメージでは、威厳があって、神秘的な人物であり、
小説などでは、一人称が「わらわ」であるコトも多いですが・・
国の統治や、人間関係に悩んだり、優しさがあったり。
1人の人間として、いろいろな素顔が見える描写にしたら、濃い物語になりそうです。
また、ゲームやマンガでも、ファンが多い三国志。
その1つ「魏(ぎ)の国」とヤマタイ国は、濃いつながりが、ありました。
プロローグは魏の皇帝に、卑弥呼の使いが、謁見しているシーンが入ると、最高ですね。
その後、バーンと「女王・卑弥呼」のタイトルが登場!オープニング曲へ。
和楽器で、ミステリアスな雰囲気を出しつつ、途中、古代中国の風景や、武将達の姿も。
想像しただけで、胸がおどります。
アマテラス=ヒミコ?
なお、日本の神話は“太陽の女神・アマテラス”が登場しますが、
ヒミコは、アマテラスではないかという説があります。
「ひみこ→日の巫女/御子」ではないか・・という話ですね。
女性という共通点もあり、あながち、こじ付けだけではないような気も、してきます。
妄想・大河ドラマ『ヒミコ』では、エンディング後の解説で、
こうした説なども紹介しつつ『視聴者のあなたは、どう思いますか?』と
投げかけるのも、まったく新しい試みで、面白いですね。
大友宗麟(おおとも・そうりん)~ドン・フランシスコ~
まず大友宗麟とは、どういった人物なのか?
一文で表すなら、【九州の覇者候補だった、クリスチャン武将】
ドン・フランシスコは、洗礼名となります。
豊後の国(大分県)を拠点にしていた、戦国大名で、
最盛期は、6〜7ヶ国にも、支配が及んだとも言われる、巨大勢力なのですが、
人生の途中で、とつぜんクリスチャンになりました。
もともと豊後の国は、古くから寺社が沢山あり、信仰の根強い土地でして、
宗麟という名前も、仏教が由来です。
なぜ、キリスト教を、信じるようになったのか?
彼は、説によっては、欲望まっしぐらな性格で、領土拡大の野望があった、とも言われる一方、
イエスを信じ、皆が平和に暮らせる“神の国”を作ろうとしたとも、言われています。
素顔がわからない武将で、
悪人なのか、善人なのか?
名君なのか、暗君なのか?
いろいろな描き方が、可能です。
彼の配下には、とてつもなく戦が強く、どんなコトがあっても忠義を尽くした
立花道雪(たちばな・どうせつ)という、名将もいまして
彼の大河登場だけでも、戦国ファン・・とくに大分県民は歓喜となり、
話題性も、バッチリです。
戦国らしい、和風のオープニングで始まりながら、
途中には聖歌や、教会の鐘の音が、鳴り響き、
ラストは鎧姿で、ひざまずいて、祈りを捧げる宗麟。
かつてない、独特な雰囲気の、この大河は
ぜひ、見たくならないでしょうか?
風魔 小太郎(ふうま・こたろう)~伝説の忍者~
風魔小太郎が活躍したのは、戦国時代。
いったい、どんな人物なのか?一文で表すのであれば、
【「北条氏」を影で支えた、忍者の頭目】です。
すでに名前からして、カッコいいうえ、肩書が忍者です!
この時点で、多くの人が、興味を惹かれそうですね。
なお風魔が仕えた北条氏は、最盛期は240万石と言われるまで
関東に勢力をひろげた、大大名の一族。
小田原城を拠点に、上杉謙信・武田信玄・織田信長といった猛将達と
いくども、戦います。
ちなみに、この北条氏(戦国時代)は、地元の小田原市が
大河ドラマの主役にと、熱烈PRをしていたものの・・
惜しい所で、数世紀前の北条氏になってしまい(※2022年「鎌倉殿の13人」)
小田原市、落胆のニュースも、流れていました。
戦国の北条が題材でも、興味を惹かれますが、風魔小太郎を
主役とし、影ながら、あの手この手で、主君を支えるという、
忍者の視点から描いてみると、さらに面白そうです。
忍者は、人数が多いわけでは、ないので、
いったい、どんな手段で、名武将たちに対抗していくのか?
苦悩したり、工夫したり、思わぬ展開があったりと、
おもしろい大河ドラマになること、請け合いです。
民の年貢を低くし、跡継ぎ争いが一度もなく、善政で名高い北条氏。
その主君を、影から支えて跳び回る、風魔小太郎のモノガタリ。
妄想とは言っていますが、いつか本当の実現を、熱望したいです。
まとめ
以上、だいぶ好き勝手に、書いてしまいましたが、
『この人物が大河ドラマになったら、面白い』この妄想は、人物の数だけ
無限に作りつつ、膨らませることができます。
『じぶんが考えた大河ドラマ〇〇』といったタイトルで
SNSに投稿してみたり、友達と話題にしても、盛り上がります。
もし大勢の賛同を得られれば、いつかNHKの担当者も、心動かされるかも知れません。
いずれにしても、いかなる視点であれ、1人でも多くの方が
歴史を好きになり、親しんで頂けたら、とても嬉しいです。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。