【森林浴】美しい自然とひみつのさんぽ道“トトロの森”【東京近郊】

比良(ひら)の丘、近くの林


青々とひろがる茶畑、花にあつまるチョウやミツバチ、とおくの森から響く、鳥のこえ・・。
“となりのトトロ”で、描かれるような、うつくしい自然と、里山。

そんな風景がひろがる“狭山丘陵”に、トトロの森は、点在しています。
この丘陵は、東西で10キロ以上もの、広大なエリア。

とても、かんたんに、行き尽くせる広さでは、ありません。

なかでも今回は、歩きやすく、のどかな景色がいっぱいの道をチョイスしました。

まず比良(ひら)の丘を目指し、トトロの森を通過。

ラストはさいたま緑の森博物館をゴールとするルートを、ご紹介します。

撮っていいのは写真だけ
残していいのは思い出だけ

ゴミはもち帰り、植物採取はしない。それが、この地での約束ごとになります。

まったく初めての方も、なるべく雰囲気がつたわる写真を選んで、載せてみました。
ぜひ最後まで見ていただき、魅力が伝わったら、うれしいです^ ^

○概要
【位置】埼玉と東京にまたがる、狭山丘陵。池袋から、電車とバスで60分前後

【アクセス】西武線・小手指駅より、バスで約15分

○素敵ポイント
・人の手で作られた里山、本物の自然、両方が味わえる
・メジャーな場所ではないので、人が少なく、ゆっくり過ごせる

・都心からでも、あまり時間をかけず行ける

○注意点
・バスの本数は、少なめ。また食事処はないので、駅前で調達を。
・樹林の道は、雨日が近いとダートになっている箇所も。
・ときどきマムシやスズメバチも、いるので注意。

新宿や池袋から、西武線に乗って小手指駅へ。

降りたら、南口のロータリーに行き、西武バス「小手09・宮寺西」行きに乗車しましょう。

ちなみに、同じ「小手09」でも「早稲田大学行き」に乗ると、目的地の手前までしか、行けません。

注意しましょう。

・・駅から15分ほど乗車、バス停「堀の内」で下車します。

中氷川神社

バス停をおりると目のまえに、大きな樹々に囲まれた、中氷川神社が。
もうすでに、辺りはのどかな郊外の雰囲気に、包まれています。

まずは神社に沿い、南へ伸びる道をすすみ「金仙寺」を目指しましょう。
神社の向かい側には、周辺の簡易マップも設置されています↓

バス停から、金仙寺までの案内マップ

遠くまで広がる畑、昔ながらの蔵がある、お屋敷・・。
まだ、出発したばかりでも「ああ、ここ来てよかったな!」
きっと、そんな風に感じられると思います^^

のどかな里山の道
道の左右は、視界の広い景色が広がる

金仙寺まえの分かれみちに到着。つき当たりには、何とも味のある、ミニ休憩スペース。

そして辺りは、うつくしい花々や、畑が広がっています。
居心地のよさに思わず、ここで腰を下ろして、のんびりしたくなります。

休憩スペースまえの分かれ道は、右折しましょう。
畑のあいだを歩いていくと、目のまえに事業所の建物があらわれますが↓
左手側から回り込むように、道は続いています。

周囲には、お茶畑やぶどう園。うつくしい里山を、まっすぐ歩き続けて行きましょう。
坂道をのぼっていくと、第1の目的地「比良の丘」が、右手にあらわれます。
丘の上に広がる“原っぱ”には、木のベンチやテーブルも。開放感いっぱい!

次は「トトロの森→さいたま緑の森博物館の“案内所”」を目指します。
ちなみに博物館といえば、大きな建物や、展示がならぶ部屋を、想像すると思います。
しかし、ここは一帯の樹林地、そのものが展示の“フィールドミュージアム”。
隣接する“トトロの森30号地”も、周囲に解け込むように存在。

門や壁など、明確な境界で、仕切られているわけでは、ありません。

いよいよ、里山から、森の道へと入って行きます。
晴れて明るい日でも、樹木におおわれた道は、日影でいっぱい。
冷んやりとした空気と、きらきらと木漏れ日がさし込む、雑木林へ。

ふと足元を見ると、アオダイショウが横断中

この辺りから、分かれ道がたくさん出現。「んん?どっちに行けば?」となりますが・・

道端には木の矢印が、設置されています。

案内所のある“大谷戸湿地”方面を目指し、進みましょう。

草だらけで、一瞬「え?ここ道なの?」と思うところも、あります。
でも矢印の方向が、通れるようになっていれば、れっきとしたルートの1つ。
“さんぽ“の歌詞に“たんけんしよう、はやしのおくまで♪”とあるように、
ときには生いしげる草や、クモの巣をはらって、進んでいきましょう。

基本的に矢印に従って行けば、ちょっと遠回りになる事はあっても、
見当ちがいの方向へ、迷ってしまうことは無いと思います。

森をぬけ、博物館の案内所まで、たどり着けたなら一安心↓ここまで、お疲れさまでした!
トイレやミニ休憩スペース、散策マップ、生き物の情報展示などが、あります。

ここを拠点に、地図を見て。よゆうがあれば、さらに周囲を、歩き回るのもよし、
バスの時間に合わせ、帰路に着くのもよしです。

屋根にも草花、自然と一体の案内所

最寄りのバス停「萩原」は、案内所から歩いて、15分くらいの距離です。
道路を進んでいくと、ふつうの住宅街に入って行きますが、
わかれ道には必ず、バス停への案内が。従って進んでいけば、迷いません。
ちなみにバス停まえの道路は、交通量が多いので、車両には注意しましょう。

以上、うつくしい里山の“トトロの森”周辺、いかがでしたでしょうか!
この、さいたま緑の森博物館は、自然観察会や田植え体験も行っており、
知り合いや家族と、そうした行事に参加するのも、楽しそうです。

また今回、ご紹介した“トトロの森”は、ぜんたいの、わずかな一部。
別の“トトロの森”には、トトロをモチーフにしたシンボル、
サツキやメイがいた家を思わせる、クロスケの家、などのスポットも。

トトロの森内で見つけた手作りオブジェ

ぜひ調べたり、歩きまわって、どこにあるか発見してみましょう^^
うつくしい自然と、のどかな里山の広がる狭山、

そしてトトロの森に、いちど訪れてみてください!

最後に、このブログでは他にも、東京近郊で行ける癒しスポットを紹介しています。

よければ、合わせてぜひご覧ください。

【非日常】一人でも行ける!東京近郊の癒しスポット“5選”【日帰り】

ここまでお読み頂き、ありがとうございました!