鉄や、コンクリートでかこまれた、いつもの街。
電話のコール、パソコンの音、白く光る、スマホの画面・・。
まいにち、そんな光景にかこまれ、暮らしていると
いつも、何となく疲れているということは、ありませんか?
せっかくの休日だから、どこかへリフレッシュしに行きたい。
・・かと言って、とくに行きたい場所も無いし、日にちもない。
今回、東京周辺に在住の方の、そうした声に、とっておきのスポットをご紹介します。
個人的に、自然の中を散策するのが大好きでして、東京周辺は、色々な場所を歩き回りました。
そうして巡ったからこそ、実際に体感した癒されるスポット、
気持ちも身体も、すべての力みが和らぐような、最高の場所・・
そんな『とっておきの、5つ』をご紹介します。
①小山田緑地
ー知る人ぞ知る、不思議のさんぽみちー
【位置】町田市と多摩市のあいだ。新宿から電車で約40分。
【アクセス】小田急線・唐木田駅より徒歩7分
ジブリアニメ「平成狸合戦ぽんぽこ」では、多摩丘陵に暮らすタヌキ達の自然に
人間による開発が始まるというストーリーですが・・
まさに、そのモチーフと言われる舞台の周辺、多摩ニュータウンの郊外
人里と自然の境界に、この“小山田緑地”は存在しています。
こんかい紹介する5つでは、もっともマイナーな、穴場となります。
それだけに、人で混み合うこともありません。
いちばんの魅力は、次々と風景が変わる、ユニークなコース。
それでいて、周りは、美しい自然がいっぱいです。
ゴルフ場のコースを横断、雑木林や畑、竹林、水路や池、吊り橋・・
これだけ色々な景色がありつつ、距離もほどよく、気軽に足を運べます。
地元や近隣のひと以外は、あまり知られていない、ちょっと秘密のスポット。
歩いていて、ほんとうに楽しくなる道。
ぶらりと散策するも良し、ハイキングするも良しですね。
当ブログでは下記の記事で、小山田緑地の詳細も紹介しています。
興味が湧きましたら、ぜひ合わせてお読みください。
≫【自然】知る人ぞ知る穴場スポット“小山田緑地”【東京ハイキング】
②トトロの森
ー心のふるさとのさんぽ道ー(比良の丘→トトロの森30号地→さいたま緑の森博物館)
【位置】所沢市と入間市にまたがる、狭山丘陵。
【アクセス】西武線・小手指駅より、バスで約15分。
広がるお茶畑、樹々のざわめき、鳥のさえずり・・
「となりのトトロ」のモチーフと言われる、狭山丘陵。
坂道、トンネル、草っぱら、デコボコ砂利道・・まさに“さんぽ”の歌詞に、ある通り。
そして、色々な生き物たちにも、出会えます。
うつくしい里山の道は「あの向こうは、どうなっているんだろう?」と、
思わず、先へ先へと進みたくなり、
こども心に還って“歩くのが大好き”になれる場所。
晴れてあたたかい日などは、あまりにのどか過ぎ
「このまま身体も心も溶けて、風景と一体になってしまいそう。」
そんな感覚さえする“心のふるさと”
もともと観光地というよりは、
狭山の美しい里山と、自然を守るために出来たのが、このトトロの森。
あまりメジャーではなく、訪れる人も少なめです。
ぜひ、のんびり“ひみつの散歩道”を、歩き回ってみて下さい^^
≫【森林浴】美しい自然とひみつのさんぽ道“トトロの森”【東京近郊】
③江の島・本島
ー大空と海のさんぽ道ー
【位置】神奈川県藤沢市。
【アクセス】小田急線・片瀬江ノ島駅から徒歩10分ほど。
江ノ島といえば、“ビーチで海水浴”や“江ノ電で鎌倉へ”
きっと、そんなイメージが、まず浮かぶのではないでしょうか。
それらも、きっと素晴らしい想い出になると思いますが、
せっかく行くなら、浜辺に行く準備をしたり、
ホテルを取って、泊まりがけで数日、楽しみたいですよね。
しかし・・
「なかなか、時間やお金はない」「気軽に日帰りしたい」
そんな方でも、江ノ島には素晴らしいルートがあります。
ノスタルジーあふれる高台の道、圧倒的な開放感の海岸・・
まるで非日常の別世界が、そこに広がっています。
「また、明日から頑張ってみようかな・・」
「疲れたら、またここに来て、癒されたいな」
そんな風に思える、とっておきの場所。
どこまでも広がる風景、焼きサザエや潮の香り、
はるか彼方まで見渡せるタワー、海に輝く夕日、水滴のしたたる洞窟を冒険。
・・ただ歩くだけでなく、立ち寄れるスポットも、ほんとうに彩り豊かです。
いつもの悩みや、疲れから切り離され、ゼロの自分へリフレッシュしましょう!
下記の記事も、ぜひ合わせてご覧ください。
≫【東京近郊】どこまでも広がる景色、美しき江ノ島【海辺の散歩みち】
④高尾山
ー深く、美しい山林に抱かれる場所ー
【位置】八王子市。新宿から電車で50分ちょっと。
【アクセス】京王線「高尾山口駅」下車、徒歩3分。
「え?言われなくても、高尾山なら知っています。」
もしかしたら、そう思われるかも知れません。
たしかにメインのルート(1号路)は、美味しい食べ物、さる園や薬王院・・
さらにはケーブルカーも通じている、有名スポット。
素晴らしい観光地として、是非おススメしたいです。
しかし、これらでさえ実は、高尾の魅力のわずかな一部。
他にも山頂まで、深く美しい自然にあふれるルートが、たくさんあります。
「体力はないし、そんなに登れない」という人も
「ふだんから、運動している」という人でも。
それぞれに応じて、合うコースがあるのも、嬉しいポイントです。
鳥のさえずりや、澤のせせらぎを聴き。
小川を飛び越えたり、木の根だらけの道を越えたり・・・
そうした先に見える、絶景は格別。
行くほどに飽きるどころか、新しい発見や魅力が、増していくのが高尾山。
1日だけと言わず、ぜひ「次は違うルートも」と、何回でも。
この深く美しい自然の山に、足を運んでみて下さい!
下記の記事も、よければ合わせてご覧ください。
»【東京近郊】深く、美しい自然に抱かれる“高尾山”【日帰り登山】
⑤深大寺
ー古き良き、和のオアシスー
【位置】調布市。新宿から電車とバスで、トータル50分前後
【アクセス】最寄り「深大寺」バス停など。詳細はリンク記事を参照。
おせんべいやお団子、木造の建物と畳の匂い、それらが混じり合った香り・・
どこか懐かしく、穏やかな気持ちに。
とても東京と思えず、ここだけ、ほかの町と時間軸が違うかのようです。
深大寺は、この一帯が丸ごと、豊かな大自然と、古きよき、和の文化に囲まれています。
冷んやりとした森の空気、透明な小川・・
その中で味わう、和の雰囲気は素晴らしいの一言です。
名物「深大寺そば」のお店も、いくつも軒を連ね、食べ歩きしてみるのもいいですね。
それでいて吉祥寺、三鷹、調布といった主要駅からも、
バス1本で行けるというアクセス。
のんびり、心を解放したい休日には、ぜひ深大寺を訪れてみて下さい!
≫【休日散策】心おだやかに過ごせる、和のオアシス“深大寺”【癒し】
まとめ
以上、実際に歩き回って見つけた、とっておきの場所を、ご紹介しました。
5つとも、それぞれ違った個性と、非日常の雰囲気があります。
いままで20年以上も、東京に住んでいながら
こんなにも美しい自然や、里山があったこと、あまり知りませんでした。
どれも1回だけといわず、これから何回も行きたくなる、
言うなれば“心のふるさと”になる魅力があります。
いつもと違う世界に行きたいとき、リフレッシュして自分を切り替えたいとき、
ぜひ訪れてみてください!
ここまでお読み頂き、ありがとうございました。