
こんにちは、ハラッパと申します。
2013年に、社会福祉士を取得しました。
第25回試験の合格率は18.8%。
過去と、突如パターンを、ガラッと変えられ、
多くの受験仲間も、試験中に心を折られてしまいました。
かくいう自分も

これは・・終わったかも知れない・・。
と正直・・冷や汗が、出ました。
しかし集中して、取り組んだ問題集は
大切な基礎を、網羅していたおかげで、冷静に判断できました。
「これは表現を変えているけど、あの事を言っている」という気づきがあり、
安全圏の点数で、合格できました。

歴代の出題内容を追っていても、この勉強内容は、変わらず通用すると感じます。
勉強前・・目の前に、山と積まれた教科書。
さらに「この参考書がいい!」「この図解集が」と情報も多いので
きっと、迷ってしまうと思います。
そこで、この記事では・・
・取りくむべき参考書
・モチベーションの保ち方
・勉強期間の配分について
こうした点にフォーカスして、お伝えします。
下記の内容で進めて頂ければ、
来年の試験後、きっと笑顔で自己採点している、あなたの姿があると思います。

試験にむけて取り組むものとは?
いま社会福祉士試験を目指している方は、おそらく全科目の教科書を、お持ちだと思います。
それ以外に、コンプリートするべき参考書としては、以下のワークブック2冊だけで、良いと思います。
他の問題集に手を出すより、とにかく、この2冊へ集中しましょう。
アクセル全開は、秋から冬に!
仮に、勉強期間を1年くらい用意したと仮定しますと、試験への期間配分は、以下が良いと思います。
【勉強期間スタート】
(2・3・4月)→情報収集をしたり、なんとなく教科書を、パラパラ見たりする。
(5・6・7月)→ワークブックに取り組み始める。毎日ルーティン化し、進めていく。
(8・9・10月)→ワークブックの1巡を目指す。
(11・12・1月)→受験モード!「Xmas・お正月」も返上!
以上で大丈夫です。鍵はラスト3ヶ月の集中が、握っています。
なお春頃から、全力でがんばり続けられる人は、そうしても良いとは、思いますが、
正直、その頃に覚えた内容は、かなり忘れてしまうものでして・・。
①秋までは全体の内容理解と、軽い暗記(完全な記憶でなくてOK)
②ラスト3ヶ月で集中。内容を、頭に定着させる。
この配分が、良いと思います。

なお

勉強は1年より、2年かけた方が、合格しやすいかな?
・・といったように、期間は長い方が、良いのではと思う方もいますが、
社福士試験においては、学習期間が長いことに、あまり意味はないと感じます。
それどころか忘れたり、モチベーションが続かず、挫折するリスクの方が高いかと。
夏ごろから、ルーティーン化をすすめ、ラスト3ヶ月で決着という
短期決戦で、いどみましょう!
ゴロ合わせで覚える
ここからは、ちょっとしたテクニックになります。

福祉の歴史においては、年号や出来事を暗記する内容も、多いです。
こうした部分は、ゴロ合わせで覚えた方が、やっていて楽しく、記憶に残ります。

794(なくよ)ウグイス平安京・・。
など、よく歴史の授業で、やった方法かと思います。
たとえば、高齢者支援の科目であれば
「1963年は、老人福祉法制定・・1963年は・・」と、ひたすら繰り返すより
「法律つくって、ご苦労さん(963)」みたいに、覚え
よろこぶ高齢者の絵をイメージする方が、圧倒的に印象に残ります 。

そんな語呂合わせが、たくさん載った以下の暗記ブックは、愛用していました。
全体的には、広く浅くの、内容ではありますが、かなりサポートになります。
いまは値段も安く、もしご興味のある方は、手に取ってみて下さい。
なお「2013年版だと古いのでは・・」と思うかもしれませんが、最近の法律等はともかく
福祉の歴史や、人体の構造などは、何年経っても、変わらず覚える内容でして
そうした部分を、楽しく網羅するのに、役立ちます。
集中期間の勉強法について
9月以降くらいの、集中期間に入りましたら
得点配分も考え、あるていど戦略的に、進めて行きましょう。
とくに以下は、ひじょうに重要な、得点源となる科目です。
(共通科目)
地域福祉の理論と方法ー10問
現代社会と福祉ー10問
(専門科目)
相談援助の理論と方法ー21問
高齢者に対する支援と介護保険制度ー10問
とくに『相談援助の理論と方法』の21問。
この配分は、ずば抜けています。
「何から取り組もうか?」と、迷ったときは、まず
上記4科目を、優先的にやって行きましょう。
模擬試験について

ここでいう模擬試験は、本番と同じ時間と条件で
過去問や予想問題を解く、という前提でお伝えします。
正直、これをやるのは、けっこう大変です。
なにしろ、約2時間×2=4時間も、掛けることに。
さらに答え合わせや、見直しを入れれば、それ以上・・
時間を確保するだけでも、大変です。
しかし合格のためには、冬に入って位から
1~2回は、やった方が良いと思います。
何点とれるのか?と合格ラインを、知る意味もあるのですが
体力とメンタルに、免疫をつけるためというのが、
非常に大きいです。
とうじつは緊張と、プレッシャーが最高潮のなか
4時間・・集中を切らさず、焦らず、疲れすぎず、
じぶんと、闘わなければなりません。
実際にやってみると、わかるのですが
「うわ、これで本当に大丈夫なのか?」
「なんか、頭がボーっとしてきた。」
などなど・・
問題は解きつつも、いろいろな心理状況になります。
“自分は、こうなるんだ”という感覚を、いきなり本番でなく
事前に体感し、そのうえで、臨むべきかと思います。
同じ2時間×2であっても、分けてやるのと
一発で向き合うのでは、大違いです。
じぶんの力を出し尽くせるのか?
数割くらい、減ってしまうのか?
これが、かなり得点を左右しますので、ぜひ経験しておいて下さい。
試験当日について

前項でも触れましたが、当日は心身ともに、疲れ切ります。
どうか最高のコンディションを、最優先してください。
前日までも、夜中まで追い込み、1~2点を追うより、
規則ただしく過ごした方が、逆に得点を上げられます。
また朝や、お昼は、『なにを食べようか?』という食事も、大切です。
『勝ちを祈願して、かつ丼!』などと特別な、何かにはせず・・
どうかふだん通り、胃に優しいものを、お勧めします。
お昼も、会場ちかくの、コンビニやレストランは、
かならず人で、溢れかえりますので、
できれば、お弁当など、持って行けるものが良いです。
もしかしたら緊張で、お腹が空かないかも、知れません
逆に頭を使いすぎ、強烈な空腹になるかも、知れません
とうじつの状態変化は、ほんとうに予測不能なので、
どちらでも、対応できるようにしておきましょう。
カロリーメイト(固形)など、周りをはばからず
さっと食べられる携帯食も、持っておくと安心ですね。
まとめ

以上、社会福祉士試験に合格できる参考書や、勉強法を解説させていただきました。
社福士は専門とする範囲が、とてつもなく広いのが、難しいところ。
「これが共通科目の教科書です!」→数10冊、本がドサッ!
「これが専門科目の教科書です!」→また数冊、ドサッ!
加えて「あれもいい、これも読んだ方が・・」と言われたら、
とても無理そうに、思えてしまいます。
しかし、最終的には、ご紹介したワークブックに絞り、進めて行きさえすれば
試験が例年通りの傾向でも、仮に、いきなりパターンを変える、不意打ちがあっても
対応でき、合格できる力を、備えることができます。
あなたの挑戦を、心から応援しています。
ここまで、お読みいただき、どうも有り難うございました。