
こんにちは。幼少から歴史が大好きな、ハラッパです!
皆さんは、日本史の勉強は好きでしょうか?
残念ながら、ひたすら用語の暗記ばかりで、まったく面白くない・・
そんな現実が、多いですよね。
ちなみに僕は知り合いに、中国人が数名いるのですが、故郷で日本の大河ドラマを見て
「日本の歴史おもしろい!」と憧れ、わざわざ来日した人もいるくらいで
(日本語も勉強してペラペラ。今は日本の古文書を研究をしています)
本来、そんなにも楽しくて魅力的な日本史が、まったく面白くないどころか・・
勉強の壁として立ちはだかっているなんて、本当にもったいなさすぎる話です。
最強の日本史・学習法
それは、じつにシンプルですが、好きになることです。
そうなれば勉強という意識すらなく、勝手に頭に入っていきます。
僕の場合は、このパターンでして、中高時代は、あまり勉強した記憶ないですが、
ずっと成績は良かったです^^
そして最近、だれでも日本史に親しめる方法はないものかと、真剣に考え続けてみました。
その中で『これは!』と、考え着いたものを、今回お話します。
難しい内容は何もないので、きっと楽しく読んで頂けると思います。
転生物語の妄想で、日本史の勉強を楽しく

いきなり、話が飛びますが・・いまアニメ・マンガ・小説でも
“異世界転生モノ”のブームって、衰えないですよね。
新作が出るたび、タイトルだけで「え!また??」と思いつつ・・
現実、一定以上の人気が出るのは、この題材自体、大勢を惹きつけるからだと思います。
これを応用し、日本史で出てきた時代や人物に“あなたが転生”する物語を
ヒマな授業のときや、勉強に飽きたときに、ノート等に書き出してみましょう。
なお“タイムスリップもの”との違いは、特定の人物に“あなたが”入れ替わる点ですね。
言葉で話すだけではイメージが湧きづらいので、
以下、僕が考えた異世界モノの設定です ^^
朝起きたら、織田信長になっていた件について

【設定】
・1960年。桶狭間の戦い直前の信長と、自分が入れ替わる。
・信長の地位や功績は、丸ごと引き継がれている。
・歴史の結果に対する知識はある。
状況と、あなたの生き残り条件について、確認してみましょう。
この戦いには、諸説ありますが・・
織田勢:3千人くらい
今川勢:約3万~4万5千人
これから確実に攻めてきます。また織田家・周囲の大名は味方してくれません。
むしろ今川と戦っている隙に、攻めてくるかもしれないくらいです。
逆に今川家の領地は『武田』『北条』と強力な大名と接しているものの、今川家は
両方とも同盟を結んでいるので、背後は盤石。
こうして見ると、むしろ攻めてこない方が、おかしいですね。
むしろ、ここまで条件が整っていて、天下を狙わなかったら、今川義元は
戦国大名として『男じゃない』くらいの勢いですね ^^
生き残り条件

【勝利条件】
〇今川勢に勝利し、かつ絶対に、大将を討ち取る。
【敗北条件】
✖️信長が戦死← やっぱり、無理だったでござる。
✖️信長勢が敗退← ワシはダメ武将じゃ・・。ゲームオーバー!
✖️今川勢に勝利!でも大将は逃した。← 体勢を整え、また攻めてくる。もう奇策は通用しない。(我らは終わりじゃー!尾張だけにな。)
【命だけは助かるかも】
?降参← 今川様、どうか、お命だけは(懇願)
※処遇は今川義元、次第。なお織田家は先代から、今川家とさんざん争っています。
もし自分が、信長の立場だったら。合戦の前、もう夜も眠れません。
とうぜん「よし、歴史のとおり奇襲攻撃だ!」と考えても。
何時に、どのくらいの速さで、敵の背後に近づいたのか、詳細はぜんぜん知らないですよね。
「今川と戦うなど、考えられませぬ!」「城に籠りましょうぞ!」
そう家臣が、主張しはじめたら。みんなを、納得させられるでしょうか?
兵士たちを、勇気づけられるでしょうか?
さらには、これらを何とかクリアしたとしても・・
いちばんやっかいなのは、自分の精神力。
「いやいや、本当に上手くいくのか」「どうか、神様!」
「お、おみくじでも、引こうかな・・小吉。び、微妙でござる。だぎゃー。」
「織田家は戦闘民族だ!なめるなよー!!(虚勢)」
と、あっちにこっち、心は揺れ動き。いてもたっても、いられなくなりそうです ^^
そして、「本当の信長は、どうして心がブレず、大胆でいられたんだろう?」
「同じ人間だし、もしかしたら自分みたいに、恐怖を感じていたんじゃないだろうか・・。」
いろいろな事を考えそうです。

そもそも歴史を知っているからこそ、奇襲攻撃という選択肢が頭にあるものの
どんな考えや、やり取りから、その発想にたどり着いたのか?
「とても、自分じゃ思いつかない」
「織田信長って・・本当に、とてつもない人だったんだな」
きっと、そうした事実が身に染みてきますね。
・いっそのこと逃亡、どこかの田舎で平和に暮らす
・兵士全員に筋トレさせて、1人で10人倒せるようにする
・忍者を雇いまくって、攻めてくる前に今川義元を暗殺!
・・とまあ、こんな感じで。この後の、物語は色々な展開が作れそうです ^^
破滅フラグしかない井伊直弼に転生してしまった

【設定】
・1858年の4月。大老に就任したタイミングの井伊直弼と入れ替わる。
・すでに黒船は来航。開国させられ「なぜ追い払わない!」と国内は大荒れ。
【史実】
・反対派を徹底的に弾圧・処刑の“安政の大獄”を強行、幕府の威信を示す。
・1860年に怒った反対派の浪士に、江戸城の桜田門で暗殺される。
井伊直弼は上記の史実から、一部では残酷な独裁者というイメージもあります。
でも、あなたが本人だったら、いったいこの状況で、どうするでしょうか?
本人よりも良い政治が、出来たでしょうか?
西欧列強の開国圧力と、幕府の重鎮の責任と、国内に吹き荒れる反対派の板挟み・・
井伊直弼もつらいですね。

ちなみに井伊直弼が暗殺された数年後・・
長州藩が「幕府など腰抜けよ、われらが異人を追い払うのじゃ!」
とばかりに、西欧の軍艦に戦争を仕掛けましたが
ボロッボロに惨敗!(下関戦争)
ひどい目にあったことで「とても戦って、勝てる相手ではなかった!」と思い知り。
むしろ西欧に学んで、手を組んで力をつけなければと、180°考えを転換しています。
まとめ
誰々が、こういう行動をして〇〇になりました・・
〇年に、〇〇が制定されて、こういう内容でした・・
これを、ただ文章で見て覚えても「ふーん」と思うだけですし
誰々は優秀、誰々は失敗したおろかな人、と薄っぺらいイメージを持つくらいです。
そこにはドキドキも迫力も、人生の学びも、なにもありません。
今回“異世界もの”という例えを、使っていますが
「いやいや、この状況。自分だったらどうにかできる?そりゃ失敗もするよ!」
「これを成し遂げたって、とてつもない事だったんだな」
と、いった風に。じぶんに歴史を重ねたとき、ただの暗記物は物語に変わり
一気に深く、そして面白いものになります。

なお当ブログでは、下記の記事においても、日本史を楽しくできるコツを発信しています。
よければ、合わせてぜひお読みください^^
≫【妄想ドラマを作成!】日本史の授業を楽しむ方法【あなたの物語】
いろいろ好き勝手に書きましたが、どんなきっかけや方法であれ
1人でも多くの方が、日本史を好きになってもらえたら嬉しいです。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました!