【未経験の方】訪問介護のお仕事に向いている人とは【社福士が解説】

こんにちは、社会福祉士のハラッパ(本名:原田幸大)と申します。

漢字は多少かた苦しいので、現場では『ホームヘルパー』の通称で、

呼ばれることが多いです。

・ホームヘルパーのお仕事とは?
・どんな人が向いているのか?
・メリットやデメリットは?

この記事では、こうした疑問に、お答えしていきます。

きっと

・向いている、やってみよう。
・不向きかも知れない、他の仕事を検討しよう。

そうした選択の、判断材料にして頂けると思います。
なお、この記事を書かせて頂いている、僕自身ですが

・2011年ヘルパー2級(現・介護職員初任者研修)取得
・2013年に社会福祉士を取得、包括(地域包括支援センター)に勤務
・介護の現場経験2年・ケアプラン作成(要支援者)業務5年ほど

以上のような、経歴となっています。
リアルの現場を見知ってきた視点で、お話しができると思います。

ホームヘルパーのお仕事

介護の施設でなく、地域で暮らすお年寄りの、自宅に訪問するのが基本です。

お仕事の内容としましては、大きく『家事』『介護』に分かれると、イメージしてください。

【家事支援の例】
・掃除・買い物・洗濯・食事の支度
・薬の受け取り・見守り

【介護の例】
・入浴、食事、トイレなどの介助
・自宅内・外出時の移動介助

全体のながれ】
生活に困った高齢者→ケアマネージャーに相談→「この方に〇〇が必要」と判断→
ケアプラン作成→事業所へ依頼→ヘルパーが支援に行く

以上のように、ケアプランの指示に従い、お仕事の内容が決まります。

どのお宅の、何を行うかは、事業所の状況や、ヘルパーさんとの相談次第でして

家事に特化している方や、どんな支援もまんべんなく行う方など、さまざまです。

✔利用者に、最も近い存在

最初に利用者を知るのは、ケアマネージャーです。
しかしケアプランが作成され、支援が軌道に乗れば、

ケアマネと利用者が、顔を合わせる機会は
1ヶ月〜3ヶ月に、1回という頻度になります。(介護度等により変動)

その間、もっとも近くで、状況を知るのはヘルパーさんです。

以下は、僕の実体験になりますが・・


「さいきん痩せている気が」「食欲がない」という変化が、大変な病状の前兆
その情報があったからこそ、深刻な事態を防げたことが、度々あります。

「冷蔵庫の中が、賞味期限の切れた物ばかり」「お話していると、曜日の感覚に違和感が」
そうした情報から、ただの物忘れでなく、認知症の兆候に気付けた事もあります。

またヘルパーさんが訪ねた際、いらっしゃるはずなのに、応答がなく。
異変の連絡で急行したところ、脳梗塞で倒れていた事例も、ありました。

実際の支援はもちろん、ヘルパーさんの気づきや、連絡には何度も助けられてきました。

「ホームヘルパー=家政婦」ではありません

掃除やお買い物のイメージから、家政婦のように思われる方もいますが
その目的は、かなり違います。

“便利”ではなく“自立的な生活”のため、必要な目的に限られますので

ご本人が無理なくできる部分は、ご自身でやっていただくのが基本です。

そのため、生活に使っていない部屋のお掃除
同居のご家族がいて、その方にできる能力と、時間があったケース
その部分に関しては「ヘルパーは支援できません」と、お断りしたこともありました。

また以前、まいにちビールを飲まれ、部屋に大量の缶が積まれているお宅では
利用者は確かに身体が悪く、衛生のため、浴室やトイレのお掃除は、お受けするものの
ビール缶は片付けられないと、お話させて頂いたことがありました。

ヘルパーさんの能力や、時間的にできないという意味ではありません。

ビールを飲むのは、生活に不可欠ではないですし、

“缶をキレイに片付ける→快適にビールが飲める”
という図式の助長にもなりますので、その部分は、お受けできませんでした。

どうしてもの時は、一般の便利屋さんや、お掃除の業者に

自費で、ご依頼くださいという話になります。

向いている人は?

終日、ひと所で働くのが苦手な方/つねに動くスタイルが好きな方

パートや登録ヘルパーの方など、

慣れれば自宅から直行直帰、報告は電話でOKという事業所も多いです。

もちろん記録や報告など、連携は大切ですが・・つねに1人で行き回って、働きたい方には

とても、働きやすい環境のお仕事だと思います。

あるていど家事ができる方

所定の時間があるので、それなりに段取りをつけて、こなせる必要があります。

なお料理に関しては、出来た方が良いですが・・

さいきんは配食サービスなども、充実してきていますので(地域にもよりますが) 

僕の経験した中では、お料理の支援は少なめです。

自信のない方は、採用時に事業所に申し出ておくと、

それに応じて、現場を考えて頂けると思います。

観察力のある方

これまで触れましたとおり、利用者や自宅の様子に

「なにか違和感が」「いつもと違う」「状況が変わってる」

この気づきは、本当に重要です。

支援のスキルも大切なのですが・・同時に、こうした観察力が、訪問介護の要です。

メリット

すきま時間で働きやすい

パートや、登録ヘルパーさんに関しては、

直行直帰できるケースも多く、曜日を選び、希望の時間に働きやすいです。

介護福祉士/ケアマネージャーの実務経験に算定される

働いた期間は、介護福祉士の受験資格である実務経験に算定されます。
すでに介護福祉士の方は、ケアマネージャーの実務要件に算定されます。
(※念のため一度、勤務先にはご確認ください。)

いろいろな人生に触れ、成長する/感謝される

味のある昔ながらの家、飾られた表彰状、壁に貼られた孫の絵、

趣味の作品・・

様々なお宅で、いろいろな利用者の人生を垣間見ます。

人生の価値観や、観察眼など

お仕事を通じ、自身にも深い学びがあります。

また「いつも来てくれて、ありがとう」と、面と向かって感謝される機会も多く、

これは本当に、心から嬉しい瞬間です ^^

大変な部分

雨の日も、風の日も

外回りなので、仕方ないのですが・・

暑い日も寒い日も、よほどの悪天候時は別として、

決まった支援日には、基本的に、必ず行かなければいけません

また利用者のお宅なので、空調がない/使用されていない時もあり

環境は、訪問先次第ということがあります。

たくさん稼ぎたい人には不向き

なかには常勤や、正社員の求人もありますが、

全体として、パート形態が多い仕事です。

たくさん働き、ガッツリ稼ぎたい方というは、同じ介護でも施設のお仕事など、

他を検討された方が、良いかもしれません。

利用者への気遣いが必要

いかにお仕事であり、必要とはいえ・・

「自宅を他人に見せるのは、恥ずかしい」

「情けない姿を見せて、悔しい」

そうした、複雑な想いを抱かれている利用者も、少なくありません。

ただ作業をこなせば良いのではなく、利用者の想いにも

さまざまな配慮や気遣いが、必要になります。

【求人リサーチ/資格の取得方法】

正直、福祉分野のお仕事というのは

その種別も、資格もおどろくほど複雑です。

同じ業務でも事業所ごとに、給与に差があったり

同じ資格でも費用がかかる方法、無料・・

逆に、給付金がもらえる制度もあり、多種多様です。

当ブログにおいては、資格の取得については以下の記事にて

≫【初心者/経験者別】あなたの天職につながる、福祉系のおすすめ資格

職場探しに関しては、以下の記事にて触れています。

≫【無料】“介護職×天職”をみつける転職サービス【初めての方】

当記事を見て、もし興味が湧きましたら、ぜひ合わせてご覧ください。

まとめ

以上、訪問介護(ホームヘルパー)のお仕事について、お話させていただきました。

これから日本においては、『地域包括ケア』がますます推進され

ホームヘルパーは、その大事な一翼となっています。

当ブログを通じ、福祉のお仕事を、検討するあなたへ、

情報や選択の、お役に立てていたら嬉しいです。

ここまでお読み頂き、ありがとうございました。

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